来訪者
今回ご紹介するのは、姫路市夢前にお住まいの72歳女性で、約2年前から続いている股関節周辺の痛みに悩まれ、姫路ゆずの木整骨院へ来院された方です。痛みは股関節だけにとどまらず大腿部前面にも感じており、特に階段や坂道を上がる際に負担が大きくなるため、日常生活のなかでも不便を感じる場面が増えていたとのこと。
長期間にわたって症状が続いていたこともあり、来院時には「このまま歩きにくくなってしまうのではないか」という不安も抱えておられました。そのため、現在感じている痛みだけを見るのではなく、歩行や階段昇降などの動作も確認しながら、股関節にどのような負担がかかっているのかを把握することから始めています。
主な症状は股関節から大腿部前面にかけての痛みで、平坦な場所を歩くだけでなく、階段や坂道を上がるような股関節に負荷がかかりやすい動作で、特に痛みを感じやすい状態でした。こうした症状が2年ほど続いており、一時的な違和感ではなく日常的に気になる状態となっていたため、外出や移動の際にも股関節を意識することが多かったようです。
特に階段では脚を持ち上げながら体重を支える必要があるので、股関節の動きが制限されていると負担を感じやすくなります。実際に今回のケースでも、股関節の可動域、つまり関節を動かせる範囲に制限がみられたことから、痛みが出る場所だけでなく関節の動き方も含めて状態を確認しました。
初回来院時には歩行時にも股関節周辺の痛みがあり、階段や坂道を上がりにくいだけでなく、日常生活そのものに支障を感じているという状態でした。股関節は立ち上がりや歩行、階段昇降など多くの動作に関係するため、痛みが長引くと無意識にかばうような身体の使い方になり、周辺にも負担がかかることがあります。
そこで、姫路ゆずの木整骨院では痛みの程度を確認するとともに、股関節をどこまで動かせるのか、歩く際にどのような動作になっているのかを確認しました。その結果、股関節には変形もみられ、鼠径部と呼ばれる脚の付け根付近には押した際の圧痛が認められたため、負担の程度を考慮しながら施術を進める必要があると考えました。
今回の改善目標として最初に設定したのは、股関節から大腿部前面にかけて感じている痛みを軽減させ、階段や坂道を含めた日常生活での動きを楽にしていくことです。単にその場で痛みが和らぐことだけを目指すのではなく、歩行時の負担や股関節の動かしにくさにも目を向けながら、日常生活動作の改善につなげる方針としました。
一方で、股関節には変形も確認されていたため、身体の状態を考慮せずに大きく動かしたり、強い刺激を加えたりすることは避ける必要があります。このような背景から、状態の変化をその都度確認しながら段階的にアプローチを進め、無理なく歩行や階段昇降を行える状態を目標とすることになりました。
初回に確認した際は、股関節の可動域に制限がみられるとともに、歩行時には股関節から大腿部前面にかけて痛みが出ており、日常的な移動にも影響していました。なかでも階段や坂道を上がる際には症状を感じやすく、平坦な場所よりも股関節へ負荷が加わる動作で困ることが多いとのことでした。
股関節は骨盤と大腿骨をつなぐ関節であり、歩行の際には体重を支えながら脚を前後に動かす役割を担っているため、その動きが制限されると日常生活のさまざまな場面で負担を感じることがあります。加えて、症状が約2年間続いていたことから、一時的な痛みとして捉えるのではなく、現在の関節の動きや周辺組織の状態まで確認する必要があると判断しています。
状態を把握するため、まず股関節の動く範囲を確認したうえで、股関節インピンジメントの有無をみるチェックや、歩行を含めた動作テストを行いました。股関節インピンジメントとは、股関節を一定方向へ動かした際に骨や周辺組織がぶつかるような状態を指す言葉であり、どの方向への動きで症状が出やすいかを把握するための確認材料になります。
具体的には、脚を曲げたり動かしたりした際の反応だけでなく、普段の歩行でどのように脚を運んでいるかについても確認し、症状が現れやすい動作との関連をみていきました。そのうえで、関節そのものに変形がみられるかどうかについても確認し、強い負担をかけずに施術を進められる範囲を検討しています。
あわせて、股関節だけに原因を限定せず、足関節を含めた下肢全体の動きについても確認しました。歩行では股関節と足関節が連動して動くため、一部分だけではなく身体全体の使い方を確認することが、施術方針を考えるうえで重要になります。
検査の所見
初回のチェックでは股関節の可動域制限が確認され、股関節周辺の動きが十分に出にくくなっていることに加えて、関節には変形もみられる状態でした。特に鼠径部には圧痛があり、押したときに痛みを感じる部分が確認されたため、股関節前面への負担にも配慮しながら施術を組み立てることにしました。
ただし、変形があるからといって、現在感じているすべての症状が関節の形だけによって生じているとは限りません。股関節周囲の筋肉や靭帯などの軟部組織の動きが低下している場合にも、関節を動かした際の負担につながることが考えられるため、それぞれの状態を確認しながら対応する方針です。
こうしたことから、関節に強い刺激を加えるのではなく、股関節周囲の組織の滑走性、つまり筋肉や靭帯などが互いにスムーズに動ける状態にも着目しました。同時に足関節の動きも整えながら、歩行時に股関節へ負担が集中しにくい身体の使い方を目指していくことになります。
今回の股関節痛に対しては、股関節そのものの動きを調整する施術に加え、股関節周囲の筋肉や靭帯の滑走を促すアプローチと、足関節の調整を組み合わせて進めました。痛みを感じている場所だけに刺激を加えるのではなく、歩行時に連動して働く部分まで確認することで、股関節にかかる負担を分散させることを意識しています。
特に股関節周囲では、筋肉や靭帯が動きにくくなっていると関節の動作にも影響することがあるため、身体の反応をみながら無理のない範囲で滑走性を整えていきました。そのため、股関節に変形が確認されている今回のケースでも、状態に配慮しながら段階的に施術を行う方針を提案しています。
施術は1回約25分を目安とし、初期には週2回の頻度で3週間通院していただき、その後は身体の状態を確認しながら週1回へと間隔を変更しました。最終的には計12回の施術を行っており、症状の変化に応じて通院頻度を段階的に調整する流れになります。
股関節の痛みが2年間続いていたことや、可動域制限と変形が確認されていたことから、数回だけで判断するのではなく、施術後の日常生活でどのような変化が出るのかも継続的に確認しました。実際に初期の経過をみながら頻度を調整することで、身体への負担に配慮しつつ次の段階へ進めています。
施術を進めるうえでは、まず歩行時に感じている股関節から大腿部前面の痛みが軽減し、日常生活で脚を動かしやすくなることを目標としました。特に階段や坂道では股関節に負荷がかかりやすいため、関節周囲の動きが整うにつれて、こうした場面で感じる負担が少なくなることを期待して施術を進めています。
とはいえ、股関節に変形がみられる場合には、形そのものを施術によって元に戻すことを目的とするものではございません。今回は現在残されている動きを活かしながら、筋肉や靭帯、足関節を含めた下肢の動きを調整することで、日常生活動作の負担軽減につなげることを目指しました。
実際の施術では、初回のチェック結果をもとに股関節調整を行いながら、股関節周囲筋と靭帯の滑走性に対するアプローチを組み合わせ、関節周辺が動きやすい状態を目指しました。股関節には変形がみられ、鼠径部にも圧痛が確認されていたため、痛みを我慢して大きく動かすのではなく、その日の反応を確認しながら刺激量を調整しています。
加えて、歩行時の負担を考慮して足関節への調整も実施し、股関節だけに着目するのではなく、脚全体が連動して動きやすくなるように施術を進めました。足関節は歩行時に地面から受ける力を受け止める部分でもあるため、その動きが制限されると上方にある膝や股関節の使い方にも影響が及ぶことがあります。
このように、症状が出ている股関節だけを集中的に施術するのではなく、歩行という一連の動作を考えながら周辺組織と足関節にもアプローチしたことが、今回の施術内容の特徴です。施術時間は1回約25分とし、身体への負担にも配慮しながら継続しました。
施術開始直後から急激な変化を求めるのではなく経過を確認していたところ、4回目の施術を終えたあたりから、これまで感じていた股関節周辺の痛みが軽減してきたという変化がみられました。約2年間続いていた症状であったことを考慮し、痛みが軽くなった後もすぐに施術を終了するのではなく、歩行や日常生活で状態が維持できているかを確認しながら継続しています。
その結果、6回目以降になると当初感じていた股関節から大腿部前面にかけての痛みは、普段の生活では気にならない程度になってきました。一方で、よく歩いた日のあとには新たに大腿部外側の痛みが出現するようになったため、当初の症状が軽減したことだけで判断せず、身体の使い方が変化したことで別の部分へ負担が生じていないかについても確認しています。
この段階では、患者様からも歩行時の変化を感じる様子がうかがえましたが、新しく現れた症状についても経過を追う必要がありました。そこで、股関節周囲や下肢全体の状態を確認しながら、施術内容を調整していくこととしました。
4回目の施術後あたりから痛みの軽減がみられ、6回目以降には来院当初に気になっていた股関節から大腿部前面の痛みをほとんど意識せずに過ごせるようになってきました。ところが、歩く量が多かったあとに大腿部外側へ痛みが出ることがあったため、単純に「股関節痛が軽くなった」という点だけを見るのではなく、新たな負担が生じている部位にも注意しながら経過を確認しています。
施術を重ねるにつれて大腿部外側の症状についても落ち着きがみられ、12回目以降には日常生活で支障を感じる場面がほとんどなくなりました。当初は階段や坂道を上がる際にも股関節の痛みが気になっていましたが、段階的に身体の状態が変化したことで、普段の移動に対する不安も少なくなっています。
今回の経過では、約2年間続いていた症状に対して週2回から施術を始め、その後は週1回へと移行しながら計12回にわたって状態を確認してきました。その過程で症状の出る場所が変わる時期もありましたが、一時的な変化だけで判断せず、その都度歩行や股関節周囲の状態を確認しながら施術を続けた症例になります。
計12回の施術を終えた段階では、来院当初に感じていた股関節から大腿部前面にかけての痛みはほぼ気にならなくなり、日常生活で困る場面も少なくなりました。初回には股関節の可動域制限がみられ、歩行時だけでなく階段や坂道を上がる際にも痛みが出ていましたが、施術を重ねるにつれて動作時の負担が軽減しています。
経過を振り返ると、4回目の施術後あたりから股関節周辺の痛みに変化が現れ、6回目以降には当初の痛みを普段の生活でほとんど意識しなくなってきたという状態です。一方で、歩く量が多かったあとには大腿部外側に新たな痛みが現れた時期もあったため、股関節だけではなく下肢全体の状態を確認しながら施術を継続しました。
その結果、12回目以降には大腿部外側の症状についても落ち着き、日常生活での支障がほとんどなくなっています。約2年間にわたって股関節痛を抱えていたことから、単に痛みの変化だけを見るのではなく、歩行や階段昇降を以前より不安なく行えるようになったことも、今回確認できた大きな変化の一つです。
施術を継続した患者様からは、「股関節の痛みがなくなり、歩くのが楽になりました」とのお声をいただいています。来院当初は歩行時に股関節から大腿部前面へ痛みがあり、特に階段や坂道では負担を感じていたため、普段の移動が楽になったことを実感されているとのこと。
実際に、症状が2年ほど続いていると、痛みそのものだけでなく「歩いたらまた痛くなるのではないか」「階段を上がるのがつらい」といった不安が生じ、活動量が少なくなる場合もあります。今回のケースでは、4回目、6回目と段階的に症状の変化を確認できたことで、身体を動かすことへの不安も徐々に少なくなっていきました。
ただし、同じ股関節痛であっても、関節の状態や年齢、生活環境、症状が続いている期間などによって経過には個人差があります。そのため、今回と同じ回数や期間ですべての方に同様の変化が現れるわけではなく、一人ひとりの状態に合わせて経過を確認していくことが大切です。
※個人の感想であり、効果を保証するものではありません
今回の症例で特に大きかったのは、股関節周辺の痛みが軽減したことに加え、日常生活で歩く際の不安が少なくなった点になります。股関節は立ち上がる、歩く、階段を上るといった毎日の基本的な動作に関わるため、痛みが続くと外出や家事などにも影響しやすく、生活の活動範囲が狭くなることも少なくありません。
来院当初は階段や坂道を上がりにくく、歩行時にも痛みを感じていましたが、12回目以降には日常生活で大きな支障を感じない状態へと変化しています。特に、歩くたびに股関節の状態を気にする必要が少なくなったことは、身体面だけでなく日々の生活における安心感にもつながったと考えられるでしょう。
一方で、現在の状態が良好であっても、股関節には変形が確認されているため、今後も身体の状態を確認しながら無理のない範囲で活動を続けることが重要です。こうしたことから、姫路ゆずの木整骨院では施術終了後もセルフケアを取り入れながら、必要に応じて身体の状態を確認していくことを提案しています。
今回の股関節痛では、股関節調整だけを行うのではなく、股関節周囲の筋肉や靭帯の滑走調整と足関節へのアプローチを組み合わせ、歩行時に関係する下肢全体の動きを確認しながら施術を進めました。滑走とは筋肉や靭帯などの組織が互いに動くことを指しており、この動きが低下すると、身体を動かした際に周辺へ負担がかかる場合があります。
初期には週2回を3週間、その後は週1回という頻度で計12回の施術を行い、1回約25分のなかで身体の反応を確認しながらアプローチを継続しました。その過程では、4回目あたりから痛みの軽減がみられ、6回目以降には当初の股関節から大腿部前面の症状が気にならなくなってきています。
ところが、途中でよく歩いたあとに大腿部外側へ痛みが出る時期があったため、その変化を無視せず下肢全体の状態を確認しながら対応しました。このように、症状の場所や程度は経過のなかで変化することもあるので、その時点の身体の状態に合わせて施術内容を考えていくことが重要です。
再発防止のためのセルフケアアドバイス
日常生活で股関節への負担を減らしていくため、今回の患者様には臀部を中心としたセルフケアをお伝えしています。臀部には歩行や立ち上がり、階段昇降などで股関節を支える筋肉が集まっているため、無理のない範囲でケアを続けることが、動きやすい状態を保つうえで役立つと考えられます。
具体的には、臀部周辺をやさしく動かしたり伸ばしたりしながら、痛みを我慢して強い刺激を加えないことが大切です。特に72歳という年齢や股関節の変形が確認されていることも踏まえると、強く伸ばすことよりも、その日の体調や身体の動きを確認しながら無理なく継続することが重要になります。
加えて、長時間歩いたあとなどに股関節や大腿部へ違和感が現れた場合は、無理を重ねず活動量を調整するよう心がけてください。セルフケアだけで対応しようとせず、痛みが強くなる場合や普段とは異なる症状が現れた際には、医療機関への相談も検討する必要があります。
股関節痛が軽減して日常生活で困らなくなったあとも、身体の状態を維持するためには、普段の歩き方や活動量を意識しながら継続的にケアしていくことが大切です。今回の症例では計12回の施術によって日常生活での支障がほとんどなくなりましたが、股関節に変形が確認されていることもあり、今後も状態に合わせたケアが必要になると考えています。
そこで、施術期間終了後は月1〜2回程度を目安としたメンテナンス通院をご提案しており、股関節の可動域や周囲の筋肉、歩行時の動きなどを定期的に確認していく方針です。症状が強くなってから対応するだけではなく、普段の状態を確認する機会を設けることで、小さな身体の変化にも気づきやすくなります。
とはいえ、メンテナンスの頻度はすべての方に一律で必要となるものではなく、症状や生活スタイル、運動量などによって異なるものです。姫路ゆずの木整骨院では、その時々の身体の状態を確認したうえで、無理なく続けられるケア方法をご提案しています。
股関節への負担を抑えるためには、施術だけに頼るのではなく、臀部のセルフケアを続けるとともに、長時間の歩行や坂道、階段などで負担を感じた際には休息を取り入れることも重要です。特に一度症状が軽減したあとに急激に活動量を増やすと、今回のように大腿部外側など別の場所へ負担を感じる可能性もあるため、身体の反応をみながら少しずつ活動範囲を広げていくとよいでしょう。
また、股関節周辺だけではなく足関節など下肢全体の動きを保つことも、歩行時の負担を考えるうえで大切になります。日常生活では痛みの出ない範囲で身体を動かしながら、臀部を中心としたセルフケアを習慣化し、違和感が出たときには早めに身体を休めることを意識してください。
姫路で股関節痛が続いている方のなかには、「年齢のせいだから仕方がない」「変形があると言われたので何もできない」と考え、痛みを抱えたまま生活されている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、股関節の状態や痛みの出方、歩行時の身体の使い方は一人ひとり異なるため、現在の状態を確認したうえで負担を減らす方法を考えることが大切です。
姫路ゆずの木整骨院では、股関節の動きだけでなく周囲の筋肉や靭帯、足関節、歩行時の状態なども確認しながら、それぞれの身体に合わせた施術やセルフケアをご提案しています。階段や坂道を上がるのがつらい、歩くと股関節や大腿部が痛む、日常生活で股関節をかばうことが増えたなどのお悩みがございましたら、症状を我慢し続けず一度ご相談ください。ご自身の股関節の状態を確認したい方や、今後のケアについて相談したい方は、ご都合に合わせてご予約いただけます。